2016年の2月に東京から沖縄へ移住した。50を過ぎてからの大冒険。
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 壺屋側から行くと、やちむん通りから神原大通りを渡って、平和通りに15mくらい入った左側に、「古民藝 陶宝堂」という骨董品の店がある。

 昨日の記事にも登場した、珊瑚を使った漆喰シーサーの店 「海獅子」の斜め向かい側だ。


 骨董を集める趣味はないのだが、店の前を通る度に、店先に並ぶ陶器より店内に掛けられた沢山の芭蕉布の着物の方が目に入るので、寄ってみた。

 芭蕉布は、イトバショウの繊維で織った沖縄古来の布だ。

 織物一反に数百本の木が使用され、木の内側の細い繊維を使用した物ほど高級品で、着物一着で百万円はざらである。

 昔は木綿糸より手に入りやすく、木の外側の繊維を使用した安価な織物が庶民の着物になったが、糸にするまでの工程の多さに加え、進駐軍による蚊発生防止目的の伐採により材料不足となっていて、現在では高価な嗜好品となっている。


 骨董屋だけに売っているものは古着なのだが、値段は20万円前後だった。「ん~、80万円以上安いぞ、これはお買い得」とは思えなかったけど、古いものの色合いが味わい深い。端切れも売っていたので、流木のフレームに入れて部屋に飾っている。ちなみにこのフレームは、国際通りや平和通り他に店舗を持つ「海想」で売っている。

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 今回別の店で、芭蕉布の名刺入れを買った。染めていない薄茶色の物が広く知られているけれど、琉球藍で染められた物も優しい味わいがあって良い。薄茶色の方は琉球民芸センターで、藍色の方はGARB DOMINGOで見つけた。こういう物は日用品だし、価格も千円単位なのでお手頃だ。

 意外に季節を問わず使えるので、部屋でも小物の敷物に重宝している。

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 前述骨董屋の店の奥に目を向けると、濃紺や黒の着物が吊るしてあった。

 それらは宮古上布。

 「東の越後上布、西の宮古上布」と称えられる、我が国を代表する麻の織物だ。


 肌理(きめ)が細かくサラサラとした手触り、柔らかい光沢があるしなやかな質感と透明感が美しい。

 こちらも市場価格は百万円単位だそうだが、ここでは一割の値段で売っている。


 古着には見えないとても良い状態だったし、心がちょっと動いたけれど、羽織ると欲しくなってしまいそうだったので、ここは一呼吸おいて我慢。


 でも、いつか。

 小さい夢を一つ持った。


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【2013/11/11 10:41】 | 沖縄の手わざ
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