2016年の2月に東京から沖縄へ移住した。自宅で作陶しながら今後を模索中。
 那覇で一番好きな街。

 それは壺屋。

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 牧志公設市場からほど近い場所に位置しながら、古き良き沖縄が残る街並みと、そこに息づいている作家や職人達の心意気を肌で感じることができる街。

 緩やかにうねった石畳の壺屋大通り(やちむん通り)は1998年に開通し、閑静な街並みの中心を通る。街の中には焼物博物館、工房や販売店、カフェの他、琉球王朝時代から残る登り窯や重要文化財の古民家などもあり、古の沖縄へ時を戻してくれる。陶器が主だけど、ガラスや木工品、染物や織物、漆喰や石工品、漆器などなど、作家ものの味わい深い作品に出会える処。
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 国際通りから一番分かりやすい行き方は、テンブス那覇とパームロイヤル那覇の間の広い道(桜坂中通り)を入って、壺屋焼物博物館の角を左に曲がれば、そこがやちむん通り。よく、ガイドブックには「国際通りから平和通りを抜けて行く」と書いてあって、途中に道が二股に分かれる所があって地図を持っていないと分かりづらいが、出くわす二股を左の方へ進むと、壺屋焼物博物館のところに出る。

 やちむん通りは、ただひたすら歩くと10分も掛からず反対側のひめゆり通り側の入り口に出るほどの長さ。でも、店舗や文化遺産はやちむん通り沿いだけでないので、まずは道端の立て看板の地図を見てから歩くのをお勧め。また、壺屋のガイドブックに載っていないような店を集めて地元有志で作った地図もあるので、それを先に手に入れればなお良し。その地図は協賛している店でしか手に入らないそうで、画像の地図は今年の7月に「よかりよ」さんでいただいた物。その地図を作った経緯は、それぞれが新しく小さい店だけに、開店、閉店、移転の頻度が比較的高くて、観光ブックでは更新が追いつかないからだとか。なので、前回もらった地図は次回には変わっていることも。
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 知った風に言わせてもらえば、ここ数年のやちむんは、伝統的なものに加えて、若手作家を中心に形状だけでなく陶土や釉薬もイマドキのものを目にする機会が随分増えたと思う。やちむん以外でも心に響く新しい作風を見ることができる。

 それらの作品に共通して言えるのは、決してPOPな賑わいではなくて、穏やかな生活の一部を切り出したような優しい味わいがあること。だから、目を楽しませてくれながら、普段使いに良い。毎日の生活に小さな喜びをくれるんだな。器や手作りのものが好きな私には、何度足を運んでも飽きない処だ。

 ちなみに、店舗は大体10~11時にゆっくり開いて、18~19時には閉まるし、日曜日休業の所もあるので、ご留意を。


 余談だけど、壷屋焼物博物館から少し離れた所に大きな焼物のシーサーが一体鎮座している。何でこんな中途半端な所に? と不思議に思っていたら、壺屋のある店のご主人から聞いた話。
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 2011年の7月に牧志駅前の「さいおんスクエア」がオープンする際、そこに1体の巨大シーサーを置く計画があって、予備のために2体作ったそうだ。したら、2体とも問題なく完成してしまって、1体を壺屋に置いたとのこと。

 ご主人は「何も考えずに、あんな物を置いて」と怒り心頭の様子だったが、オレ達は土産屋じゃないんだという、壺屋の誇りがそうさせるのだろう。大きなものを割れなく焼くのは技術が高い証なのだが、「評価の対象は技術ではない」ということなのだろうか。

 賛否は様々でも観光客の目を惹くのは確かで、私も近くに行って写真を撮った。近くの説明書きには押しボタンがある。是非押してみてください。寒い日はおススメしませんが。

 *記事本文中の赤太字は外部リンク
 
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【2013/09/05 13:16】 | ハマる処アガる処
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