2016年の2月に東京から沖縄へ移住しました。自宅で作陶しながら今後を模索中。
 今日の日中は随分と蒸し暑かったが、この時間にようやく涼しさが戻ってきた。


 今年は40年ぶりに琉球王朝王家である尚家の清明際が玉陵(たまうどぅん)で行われた。

 一般とは異なるしきたりや所作は長年かけて史料を基に研究、調査され再現されたものの、世界遺産であるため火は使えず、線香を焚いたりウチカビを燃やすことはできなかったそうだが、それでも念願の実現に23代目の現当主も満足のご様子。

 今後も毎年続けられるといいですね。
 
 この季節は「清明渋滞」が県内各地で起こるのも風物詩。

 沖縄自動車道(高速)の許田インターは週末に相当の混雑が予想されるので、来沖の方々はご注意を。



 この前の日曜日に終わった今回の沖展。

 出品作品を講評するような審美眼は持ち合わせないが、今回は単純に私の心に響くというか、私好みの作品が多かった。

 特に絵画は例年より抽象画が多くて、作品名を見ても何が描かれているのか難解なものでも、目に入る情報だけで面白くなってくるようなものがそこかしこに。

 マスキングテープだけで描かれた生き生きとした人物画や、絵画というよりもはやオブジェのように、絵具がキャンパスを飛び跳ねているように立体的に盛られたものや、金属や木材を貼り付けたもの、真ん中に鏡が埋め込まれて見る者の顔がそこに映るもの、キャンバスに描いた絵を別の絵が描かれた薄布でスッポリ覆っているものなど、表現の自由さに驚くばかり。

 でも、ちょっと気になるのは、毎回人の身長ほどもある大きな作品ばかりで、応募要項にはサイズの制限は無いのに、大きな作品ばかりが選ばれる傾向にあるなら残念。

 絵画の世界というのはそういうものではないだろう。


 今まであまり目立たなかった木工やガラスも、器や道具以外のインテリアやオブジェなどが異彩を放って、これまたその美しさやアイデアで見るものを楽しませてくれる。

 漆芸の重箱や組子の衝立など見事だった。

 私にとって肝心の陶芸の作品は、んー、まー、コメントは控えます。


 かのフェノロサが、「作者の意思が表現されているものは芸術だ」と言ったが、今回は「表現」というものを肌で感じた沖展だった。



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【2018/04/11 18:11】 | 沖縄の手わざ
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 好天が続いて、今週末には本島各地で海開きとのこと。

 でも、台風3号の影響で風が強く波が高い所もあるので、注意報にご留意を。


 
 京都の友人から、彼女のお気に入りという「黒七味」が届いた。

 私は聞いたこともなかったが、全国的に知られている物なのかね?

 どうやって作るのか、七味を炒るのか、ラー油のような香ばしい香りと強い辛味が料理を一味変える。

 焼いた肉にパラパラと振ったり、マヨネーズと混ぜて炙った干物に添えたり、味噌汁との相性も抜群だ。

 沖縄の甘い味噌の汁物にも合うかな?



   DSC01645.jpg
 
 先日、豊見城の道の駅に行ってきた。

 そこにある「豊見城市ウージ染め協同組合」直営の販売店で、初夏用の暖簾を手に入れるのが目的。

 やんわりと視覚的に空間を区切るパテーションとしての機能と、風に揺れる清涼感が気に入っていて、いつの間にか我が家では3ヶ所に掛かっている。

 ウージ染めの柔らかい緑の麻暖簾を探していたら、同協同組合のショップHPで良いのを見つけたので、直接店に足を運んだ次第。

 それらしき店の前に車を停めて中に入ったら、沖縄の種々工芸品が並んでいるものの、ウージ染めの製品はあまり見当たらず、店員に聞いたら「隣が専門店です」と。

 いったん外に出ると、その並びに目的の店があった。

 それほど外観上目立たない佇まい。

   DSC01647.jpg

 でも、中に入ると、壁まで埋め尽くすほどの品数の多さと、そこにあるウージ染めの世界観に圧倒される。

   DSC01648.jpg
 
 今回店員に話を聞いて、初めて知ったことが三つ。

 一つは、ウージ染めは平成に入ってから商品化されたもので、まだ30年ほどの歴史しかないということ。

 王朝時代からあるものだと思い込んでいた。

 確かに、紅型のような鉱物由来の顔料で染めたものと異なり、草木染は日差しや湿気などで脱色・変色しやすいから、沖縄の風土からは生まれにくい工芸だったのかもしれないね。

 
 もう一つは、ウージ染めの色合いは、葉の煎り度合いで調節するということ。

 つまり、煎りが浅いと緑が強く、深いと黄色が強く発色するそうだ。

 今まで黄色がかったものは、経時変化や日焼けで色落ちしたもだとばかり思っていた。

 そんな話を聞いた後だったので、今回は薄黄緑色のものではなく、もう少し黄色が強い色合いのものを選んで、ニンマリ。


 そして新しい発見も一つ。

 「花穂染め」というピンク色の製品だ。

 こちらは10年ほど前から始まったとのこと。

   DSC01649.jpg

 ウージ染はサトウキビの葉の部分を使うのに対して、花穂染めは文字通り花の部分を使う。
 
 淡いながらもシッカリとした桜色が綺麗だった。

 
 沖縄県内でも、ウージ染めの製品をまとめて見ることができる機会や場所は少ないと思う。

 各工房の製品が、工芸品店や土産屋に散在していて タペストリーやショール、コースターやテーブルセンター、財布や名刺入れ、小物などしかないようなイメージだが、カバンや衣類などなど、他にも沢山の種類の製品が作られていて、そのクオリティーも高いと思う。

 今回店内にあったショルダーバッグなどは、女性向だとは思うけれど、とても素敵。

 
 ウージ染め製品に興味がある人は、是非この豊見城道の駅の店を訪れていただきたいと思う。

 ウージ染め世界のイメージが変わると思う。



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【2018/03/28 19:11】 | 沖縄の手わざ
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 昨日までの数日、季節の変わり目の荒い息遣いのような強い風が吹いていたが、今日は穏やか。

 沖縄もそろそろ冬の様相が深まりそうだ。

 

 先日、久茂地のRYUBOでやっていた、陶芸家のポール・ロリマーさんとその娘のキャサリン・ロリマーさんの個展を見てきた。

   app-024742200s1510890457.jpg

 ポールさんはこのブログにも何度も登場している、ニュージーランド出身で南城市佐敷在住の陶芸家。

 1980年に石垣に穴窯を開く前に備前焼を数年学んでいるので、沖縄では珍しく、釉薬や化粧土の上からの彩色を用いない、いわゆる焼締めの技法による表現だ。

 造形にもやはり日本人とは違うセンスを持っているようで、シーサーなどは独特で、どこか洋風な顔つき、体つき。

 我が家にある同氏のシーサーを見た友人が、「最初パディントンかと思った」と言っていた(それもどうかと思うけど)

 また、ザックリした作風が持ち味で面白いものの、たまにそれが味になっていないような雑さも垣間見られたりもして、大らかな人柄が表れていると思う。

 それでも私の好きな県内作家の三本指に入るので、我が家を見渡すとポールさんの作品がアチコチに。

 私は備前焼が好きだし、またそれとはチョッと違うところが面白い。

   DSC01577.jpg DSC01578.jpg

 今回の個展に並んでいたのは今までのラインを踏襲したもので、私にはそれほど目新しくは写らなかったが、一つだけ、オッパイ付きの大壺には驚いた。

 ポールさんも芸術家路線に進むのかな?


 今回、キャサリンさんの作品を見たのは初めてで、その作品の丁寧な絵付けが素晴らしい。

 キャサリンさんは石垣島生まれ。

 会場で本人にも初めてお目にかかったが、とても綺麗な娘さんだった。  
 
 文頭の画像の右側が彼女の作品だが、その賑やかな作風とは別に、青海波を細かく端正に書き込んで全体を青の同系色で仕上げた6寸ほどの平皿などはオリジナリティーに溢れてとても良かったし、価格も15,000円程度だったので、この出来栄えでそれでイイの?という感じ。

 今回彼女の作品は多く展示されてなかったけれど、沖縄では他に類を見ない作風と技量でこれからも作陶を続けていってほしいですな。

 ※同個展は終了しています。



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【2017/12/06 19:34】 | 沖縄の手わざ
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 一昨日の土曜日から、琉神マブヤーの新シリーズが始まった。

 残念ながら、私が好きなハブクラーゲンはマジムン軍団を退団してしまったようだ。

 与那嶺圭一さんサイコーだったのに。



 先日、素敵な家族にお会いした。

 現在、壺屋の焼物博物館の企画展で、「やちむん家 親子孫三代展」をやっている。

  DSC01513.jpg

 やちむん家(やー)は、読谷に工房、壺屋に販売店があるシーサーや龍を中心とした窯元で、今年で設立から33年を迎える。

 家族で作る焼き物だから「やちむん家」。

 その名の通り、今月で御年89歳の新垣栄得さんと奥さんのキクさん、長男の栄一さんと奥さんの雅子さん、長女の文子さんと次女の幸子さん、そして三男光雄さんとその息子優人くん、全員が現役で作陶している。

 面白いのは、窯元として皆が同じものを作っているのではなく、各自が異なる作風で作っている陶芸家集団のようだ。

 県外ではその名前や作品を知っている人はそう多くないだろうが、一昨年末に京都清水寺の西門に奉納された、高さが2mはあろうという「祥雲青龍」は光雄さんの作品だ。

 ちなみに命名は、あの「今年の漢字」の森清貫主。

 
 企画展の会場では、光男さんと優人くん、幸子さんの三人が展示作品の案内の他、作陶の実演もやっていた。

 私が一つの作品に見入っていると、後ろから声を掛けてきたのが、それを作ったという優人くん。

 聞けば、学生時代から作陶を初めてまだ一年半だというのに、この完成度はどうだろう。

   DSC01514.jpg

 技術だけではない「表現」と華のある作品が引き付ける。

 就職活動を考えていた頃が、まさにお父さんが前述の祥雲青龍を作っていた最中で、その姿や作品を見てこの道に入ろうと決めたそうだ。

 今これ程なら、10年後、20年後の作品も見てみたいですな。

 
 いつの間にか、お三人との立ち話になって、使用している粘土や釉薬のこと、素焼きはせずに施釉して焼いているとか、興味深い話を聞かせていただいた。
 
 話の中で時々家族の名前や話題が出ると、そのたびにお三人の顔がほころんでいるように見えた。

 きっと素敵な家族、家庭なんでしょうな。

 この世に、良い気や悪い気、澄んだ気と澱んだ気があるならば、その澄んだ良い気を浴びているような、話していると、こちらまで幸せな気分になってくるような方たちだった。

 
 話は戻るが、光雄さんの作品には躍動感と迫力が漲っているが、おじぃの栄得さんの作品は、装飾を省いた堂々とした姿形による表現で、まさにいぶし銀。

 その名の通り、「威風堂々」という獅子の作品も今回展示されている。


 今回の企画展は、壺屋焼物博物館で今月15日(日)まで。

 「やちむん家」の販売店舗はやちむん通りの出口(ひめゆり通り側)に近いところにある。

 次女の幸子さんが、そこで30年以上店番をやっているそうだ。


 我が家のシーサーはもう数も分からないし、置き場もないので増やさないようにしてきたが、そのうち一つ増えそうな気がする。



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【2017/10/06 19:37】 | 沖縄の手わざ
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 雨に続いて風も大分落ち着いてきて、日差しが戻ってきた。

 夏日ではあるけれど、思いなしか秋の気配。


 まだ雨が残る昨日の午前中、壺屋の2店で開催中の企画展に行ってきた。

 一つは、浮島通り沿いのGARB DOMINGOで開催の「terra」。

 このブログにも度々登場する、沖縄在住の木工作家藤本健氏の作品展だ。
   
 今回は170点余りの作品が並び、2階のギャラリースペースには径が50cm以上もありそうな大物が堂々とした姿を見せていた。

  DSC01464.jpg DSC01465.jpg

 また、今回はアカギの作品が多かった。

 肌色のような赤みをさした木肌が妖しげな表情を見せる。

 普通は最初に十分乾燥させ、しなりやアクを抜いてから加工するものだが、藤本さんご本人が店頭におられたのでお聞きしたところ、作品は生木の状態で成形してから乾燥させ、そのために発生する歪みや割れも味わいにしているとのこと。

 特にアカギは変化が大きいので面白いと二コリ。

 余談だけど、アカギは樹皮がミンサー織の染料に使われ、沖縄戦で焼かれるまで首里には樹齢数百年の大木の森が随所にあったそうで、現在でも沖縄では馴染みのある木だが、実は「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれているほど繁殖力が強い外来種。

 この展示販売会は24日(日)まで。

 GARBDOMINGOの営業時間は、10~13時&15~19時、水木休。

  

 そして、もう一つの企画展は、SPROUTの「カフェオレボール&デザートの器展」。

   DSC01468.jpg

 やちむんの人気作家たちがそのために作った作品が並ぶSPROUTの企画展は毎回盛況だ。

 中には他では手に入らないものもあるので、初日はとても混雑すると聞いていた。

 飲食店をやっている人がマトメ買いしたりするそうなので、店内はスゴイことになってそう。


 10時半頃に行ったら、店の外に人だかりが。

 10時の開店が遅れているのかな?と思ったら、とんでもない。

 店内の混雑を避けるために、整理券で入店人数を制限していたようだ。

   DSC01466.jpg

 カメラの後ろ側、道を渡った所で待っている人たちは写っていない。

 「毎回初日はとても忙しい」と宜保オーナーに聞いていたけれど、これ程までとは。

 今回は特に、あの火風水の作品も並ぶということで、ファンが押し寄せたことだろう。

 SPROUTのブログによると、その日は火風水の奥様も店内でお手伝いしたそうだ。
 

 私は人混みに恐れをなしてそそくさと退散しまったが、後日また改めて。

 こちらの企画展は20日(水)、10~19時、休みなし。

  

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【2017/09/17 20:13】 | 沖縄の手わざ
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